無限城地下どらま
過去ログ/8(〜更新中)

十兵衛「花月。大丈夫か?」
花月「…十兵衛…また迷惑かけちゃったね(十兵衛の服にしがみつきながら)」
十兵衛「どうやら混乱状態は治ったみたいだな…良かった…」
ナレーション「優しく抱きしめてくれる十兵衛の背に花月は腕を回す。」
花月「……十兵衛が…好きなのに……十兵衛じゃなきゃイヤなのに…」
十兵衛「花月……」
花月「・・・ごめん・・ちょっと疲れたから、このまま休んでもいいかな・・・」
十兵衛「ああ・・・」
ナレーション「そのままことんと眠りに落ちる花月さん(相当疲れてるんだね)」
十兵衛「花月・・・すまない・・」
花月「ん・・・じゅ・・・べ・・・・・(寝言)」
ナレーション「自分に寄りかかって眠る花月をやさしく抱きとめ、包み込む十兵衛」
十兵衛「こんなにも大切に想っているのに…守りたいと思っているのに…っ…」
ナレーション「眠る花月の額に掛かる前髪を少しだけ避けて…十兵衛は花月の額に優しく口付けを落とす。」
花月「…ん…」
ナレーション「幼い頃から、信頼している気配に包まれているせいか、花月の表情は穏やかだ。」
十兵衛「・・・・っ・・くそっ・・・!!」
花月「…?ん…十…兵衛…?どうしたの…?」
十兵衛「花月…すまない。おこしてしまったか?」
花月「ううん…別にいいんだ…それより、お願いが有るんだけど…」
十兵衛「何だ?おまえの望みなら命に代えてでも・・・」
花月「もう、なんでキミはいつもそうなのさ。そんなキミだから僕はいつも・・・・。(涙目)」
十兵衛「ど…どうしたんだ…いきなり…俺は本当に…」
花月「僕はっ・・・・僕は・・・・!!!」
ナレーション「十兵衛の腕のなか、涙をはらはらと流しつつ言葉を詰まらせる花月さん。」
花月「あ・・・あれ?言いたいことがあるのに・・・・・・なんでだろ?涙が止まらないっ・・・!!」
ナレーション「十兵衛が花月の涙を唇で拭う。」
花月「じゅ…////(真っ赤になる)」
十兵衛「もう少し、ゆっくり休め…と言いたい所だが、そうも言っていられないみたいだな」
花月「・・・!!」
ナレーション「自分達以外の気配が近づいてくるのを感じ、青ざめる花月。」
弥勒(奇羅々)「はっろーん♪…あ、良かったV無事だったみたいね(^^)」
ナレーション「緊張しまくった二人の空気を打ち破って登場したのは奇羅々だった。」
花月「き…奇羅々…さん…(脱力)」
弥勒(奇羅々)「もー、何シケた顔してんのよ!せっかくの美貌が台無しでしょー!」
十兵衛「お前の緊張感の無い登場に脱力しただけだ………」
弥勒(奇羅々)「あら、イヤだわ。ずーっと緊張しっぱなしだと疲れるじゃない、ね♪」
花月「……まぁ…そうですけど……ι」
弥勒(奇羅々)「ヤバイ奴らが来るよりはマシでしょー。休ませてあげようと思ってきてあげたのよ。」
花月「いえ、もう休みましたから・・・いいんです」
弥勒(奇羅々)「何言ってるの!あんだけヤられてもういいわけないでしょ!見張っててやるからもうちょっと休んどきなさい。」
花月「奇羅々さん・・・」
ナレーション「言葉遣いは乱暴だが、自分を気遣ってくれる奇羅々の態度に思わず涙ぐむ花月」
花月「…ありがとうございます…でも…」
弥勒(奇羅々)「だーーっ!!!でももしかしもなーーしっ!!!ヒトの好意は素直に受けなさいっ!」
ナレーション「そう言いながら花月を十兵衛の腕の中に押し返す奇羅々。あぁ、なんて男前なおねーさまvv」
弥勒(雪彦)「そうですよ。休める時に休んどかないとカラダもちませんよ。ここ、総受けですし。(ひょっこり登場v)」
ナレーション「「総受け」という言葉にビクッと反応する花月。」
十兵衛「・・・・・(無言で殺気)」
弥勒(奇羅々)「…ってーか…ドコから湧いて出たの…雪彦…」
弥勒(雪彦)「ソコの扉からですよ。…ところで姉さん、いくら気配を消していても声が聞こえていたら意味がないですよ。」
弥勒(奇羅々)「じゃあここもそろそろあぶないかしら?」
弥勒(雪彦)「姉さんの声、ばっちり外まで響いてたからね…っと、ホラ、言った先からお客さんですよ」
雨流「見つけたぞ、花月!」
弥勒(夏彦)「ったく…うろちょろしやがって…(他弥勒兄弟全員集合)」
花月「っ・・・・い・・いや・・・・っ・・・」
銀次「カヅッちゃんをいじめるな!」
「てめーら、あんまりしつこいと嫌われるぜ」
ナレーション「それをキミが言うか・・・蛮。なにはともあれGB参上v」
MAKUBEX「とりあえず、ココじゃ危ないみたいだから避難しよ♪(パソコン操作)」
ナレーション「花月と花月がしがみついていた十兵衛が皆の前から消える」
雨流「どこにやったんだ?小僧」
MAKUBEX「さぁね…本気で手に入れたいんなら、頑張って探したら?」
士度「…お前さっきは花月にめちゃくちゃな事していたのに何で今は善人になってんだよ……」
MAKUBEX「(クスッ…)さぁ?」
「んー、その考えの読めないトコがいいねー。クス。では皆さんお先に〜♪(姿を消す)」
弥勒(夏彦)「ちっ、今度こそとっつかまえてくれるわっ!(そんでもってあーしてこーして・・・)」
雨流「おまえ達に花月を譲る気はない!」
ナレーション「喧騒の中、一人ほくそえむMAKUBEX。さぁ、花月と十兵衛は同じ時場所に飛ばされたのか、それとも・・・MAKUBEXの頭脳プレイが光るのか?!(謎)」
「(クスクス)…やっぱり、ね♪君は1人で飛ばされたみたいだねぇ」
花月「・・いや・・だ…近づくなっ…(じりじりと後ずさる)」
ナレーション「やはりというか、十兵衛と花月さんは全然違う所に飛ばされていたようです。」
花月「………っ…」
ナレーション「一瞬冷ややかな目で鏡を睨むとそのままその部屋から窓ガラスを破って花月は飛び下りた。」
「なっ!?(流石に慌てて窓の外を覗く)」
十兵衛「花月!!(落ちて来た花月を受け止める)」
花月「十兵…衛…っ」
十兵衛「花月一体どうしたんだ!!いきなり窓から飛び降りて来て……」
花月「良かった・・・・君が居なかったら、このまま・・・」
十兵衛「…何を言ってるんだ…?花月…」
花月「このまま・・・うっ・・・(泣き出す)」
十兵衛「花月、今オレと約束してくれ。どんなことがあっても自分で自分を追い詰めたりしないと。貴様にもしものことがあったらオレは・・・」
花月「…約束して…例え僕に何があっても君は後を追わないと…」
十兵衛「…っ…」
花月「それを約束してくれたら…僕も…約束するから……」
「うっは〜…らぶらぶ…見てるこっちがはずかしいよ♪」
花月「もう好き勝手にされるの嫌なんだ・・・耐えられないんだよ・・・・・・だからっ・・・!!」
十兵衛「か・・・・花月・・・・・・」
花月「でも、十兵衛は連れて行けない・・・僕なんかと一緒に死んだりしないで!!追いかけないで!!!」
十兵衛「あっ…ま…待て!!花月!!」
ナレーション「急に駆け出した花月を十兵衛は必死に追いかける。」
MAKUBEX「はー、思ったより追い詰めちゃったかな。でも僕のカリキュレーションによると・・・」
十兵衛「花月、花月っ!」
雨流「見つけたぞ、花月!!!」
MAKUBEX「あーあ。見つかっちゃったみたい。」
花月「…ヤダ……(おかしいくらいに全身が震えている)…ヤダ…もう……」
雨流「…か、花月…?(花月の様子を見て、流石に狼狽える)」
花月「(両手で頭を押さえ、両膝を床に付く)……ヤ、ダ……(そのまま意識が遠のく)」
十兵衛「(崩れる花月を抱きとめながら)…俊樹…こんな状態の花月でも…抱く気なのか?…これ以上は…心身共に花月が持たない……」
雨流「・・・・貴様には関係ない!!」
十兵衛「関係無いハズがないだろう…それともお前は花月を壊す事を望んでいるのか?」
雨流「…っ…そ、れは………………………違う…」
十兵衛「…俊樹…」
雨流「(決意したように背を向けながら)…ココは一旦引かせてもらう……花月を…失いたく無いからな…(そのまま立ち去る)」
十兵衛「………」
花月「・・・う・・・・ん・・・」
十兵衛「花月・・・。お願いだ、もう一度俺に笑いかけてくれ。」
ナレーション「無意識なのに苦悶の表情を浮かべている花月をいっそう強く抱きしめる十兵衛」
花月「・・・・・ぁ・・・・?」
ナレーション「ほとんど聞こえていない耳にも、悲痛なその声は微かに聞こえたようだった。」
兵衛「花月・・・」
花月「じゅうべ・・・助け・・・・(うわごと)」
十兵衛「…花月…俺はココにいるぞ…」
ナレーション「花月の手を取り、そのまま優しく口付ける。 それに反応するかのように花月の瞳がゆっくりと開かれた。」
花月「…十兵衛…?」
十兵衛「よかった・・・・気がついたか・・・」
花月「あ…僕は一体…?」
十兵衛「なにも言うな。」
効果音「だだだだだっー(エライ勢いで誰かが走ってくる)」
「だぁ〜〜!! しつけぇーんだよ!テメェーは!!!」
不動「み〜〜どぉ〜〜〜」
花月「・・・・え?!」
十兵衛「な…何だ?!」
銀次「十兵衛、カヅッちゃん危ないっ!」
「やべっ このまま行くと花月んとこ行っちまう! ちっ・・しかたねぇな!」
効果音「どっごーん(スネークバイト)」
「つ〜〜 きっつー。あー、もうマジ疲れた・・・。」
花月「…あの……だ…大丈夫…ですか……?(ちょっとおろおろしながら尋ねる)」
「大丈夫・・・じゃないな」
十兵衛「大丈夫だ花月・・・あの手の体力バカは不死身だからな・・・」
「かー・・・そりゃねぇだろ・・・。」
花月「それもそうだね(アッサリ納得)」
「(ザクッ)……取り敢えず…ここ(無限城)を出た方がいいだろ。」
十兵衛「そうだな。」
花月「・・うん・・・」
弥勒(奇羅々)「そうはさせないわよ。」
花月「えっ・・・そんな・・・」
弥勒(奇羅々)「ウソよ。ウソ!そんなことより大丈夫なの?」
花月「はい・・・何とか。(頬を赤く染めつつ十兵衛を見上げる)」
十兵衛「…////」
「おい・・・。どーやら、ゆっくり話してる暇は無さそうだぜ?お客さんだ。」
弥勒(夏彦)「・・・逃がさないぞ」
十兵衛「 !!  貴様っ・・・」
弥勒(奇羅々)「兄さんたちもいいかげん諦めたら?」
士度「そーそーシツコイ男は嫌われるってな」
弥勒(奇羅々)「ん〜〜、もうとっくに嫌われていると思うんだけど??」
花月「・・・・(少し震えている)」
「此処は俺に任せて早く行け!」
十兵衛「すまない」
効果音「ガシッ」
「なんでテメェ(士度)まで逃げんだよ?テメェもここに残ってお掃除・・・だろ?」
士度「お前が一人でやりな。」
「んだと、コラァ〜!!」
士度「なんだ、一人じゃ勝てないのか?」
「・・・痛ぇーんだよ.」
士度「・・・チッ・・しょうがねぇな・・・」
ナレーション「なんだかんだ言って2人ともお互いを認め合っているようですvv」
「合ってねーよ!!はずいことぬかすんじゃねー////」
ナレーション「うふふ・・・照れちゃって。」
士度「おい…蛇…こいつ等の前にナレーション…殺るか……」
「だな・・・・」
ナレーション「ごめんなさい!!もう言いません!!(滝汗)とかやってる間に弥勒さん達後ろにきてますよ!!」
弥勒(夏彦)「話しはついたか?」
「&士度>まだ(すっぱり)」
弥勒(緋影)「ふっ…このような奴等は放って置いて行くぞ夏彦」
赤屍「おや、コチラは賑やかですね♪」
「また厄介なのがきたぜ、おい・・・」
赤屍「厄介とはひどいですねぇ」
士度「確かにやっかいな奴・・・」
ナレーション「素朴な疑問なんだけどさ、姫はどーなってるの???」
「&士度>あ・・・」
ナレーション「い、一方そのころの姫達は・・・」
効果音「タタッ」
花月「十兵衛…十兵衛……(十兵衛と逸れてしまって必死で探している)」
「おや、どうしたんだい?」
花月「!!やっ……(走り出す)」
弥勒(奇羅々)「花月、コッチにおーいで♪(手招き)」
花月「奇羅々さんっ(走り寄る)」
効果音「ガシッ(腕を掴む音)」
「ひどいなぁ、逃げるなんて…ねぇ?(にっこり)」
花月「…離せっ!」
「大丈夫だって♪僕は色々と女の子の扱いに慣れてるからV」
花月「だっ・・・誰が女の子ですかぁーーーっっ!!?(マジギレ5秒前&絃用意)」
「クスッ…そう言う所が可愛いねぇ♪やっぱりキミは俺のモノにしたいなぁ」
弥勒(奇羅々)「ちょっと、花月ちゃんいじめないでよ!(槍を投げて命中させた/凄)」
「ぐは!!(命中)」
花月「き・・奇羅々さん、それはちょっとやりすぎじゃ…(汗)」
弥勒(奇羅々)「大丈夫よ。どうせこのくらいじゃ死なないんだから、この人」
「うん、だってそれ僕じゃないから(さっきの鏡は虚像)」
弥勒(奇羅々)「ほらね」
「さてと、こんな事してる暇なんてないからねぇ、花月ちゃんは貰っていくよ♪」
花月「あっ…やだっ!!(鏡に抱え上げられる)」
「んじゃね〜♪(そのまま消えてしまう)」
弥勒(奇羅々)「あら、そっちは」
「分ってるよ♪彼に頼まれてるんでね…」
花月「だから何が!!」
「気にしな〜い、気にしな〜い♪」
ナレーション「花月を完全に無視して去る鏡」
弥勒(奇羅々)「あぁ〜〜〜・・・」
ナレーション「さて、鏡さんが向かった場所は雪彦君と十兵衛さんのところでした。」
弥勒(雪彦)「ああ、ちゃんと連れてきてくれましたね」
十兵衛「花月!」
花月「十兵衛・・!え?でも何で・・・?」
「何でかって?それはお嬢さん裏取引ってヤツさv(実は綺羅々に脅され雪彦を条件にOKしたヤツ)」
弥勒(雪彦)「じゃ、僕は鏡さんに用がありますから…」
十兵衛「花月を俺に渡せ!!!!」
「随分と乱暴だなぁ〜言われなくてもちゃんとお返しするよ♪」
ナレーション「ニッコリ笑って花月を十兵衛に返そうとしたその時!」
「なぁ〜んて簡単に渡すわけないだろ?(クスッ)」
花月「あっ…な、何をする…っ!!」
「このままあっけなく渡しちゃったらおもしろくないでしょう?(笑)」
赤屍「それでは・・・私が・・・」
花月「えっ・・・・うわっ!!」
「君になんかあげないよ。(赤屍に向ってにっこりv)」
赤屍「ふふ・・・(にっこり)」
ナレーション「史上最悪の対決が始まりそうな予感・・・」
花月「・・・・・・・v(い・・・今の間に逃げないと・・・っ)」
赤屍「にこっ」
「くすっ」
花月「・・・・(こ・・・怖っ・・・!!)」
十兵衛「こっちだ花月!!!」
ナレーション「二人の気がそがれている隙を見計らい、床下(!?)から十兵衛が顔をのぞかせた。」
花月「じゅ・・・十兵衛?!(←床下という、あまりにも十兵衛らしくない場所に笑いをこらえる花月)」
十兵衛「今のうちに早く来るんだっ!」
花月「う…う・・ん…(←まだ笑いを堪えるのに必死)」
「そうはいかないよv」
花月「え…わぁっ!!」
赤屍「抜け駆けはいけませんねぇ、十兵衛クン(十兵衛にメスを投げる)」
花月「やっ…やめて!!(赤屍の腕にしがみ付く)」
赤屍「やめて欲しいですか?(クス)」
花月「……お願いします…やめて…下さい…」
ナレーション「鏡と赤屍(しかも微笑モード)の二人に囲まれてる花月・・・状況は戦闘時よりも最悪だ」
十兵衛「(逃げたほうがよさそうだな・・・。)」
「おっと・・・キミはそこから動かない方が良いよ♪」
花月「あっ…お願い…十兵衛は…巻き込まないで……」
赤屍「貴方が素直に言う事を聞けば、巻き込みはしませんよ」
花月「…貴方方の言う事は……何でも…聞きます…だから……」
十兵衛「そういうわけにはいかない!大丈夫だ、こんな奴らくらい・・・。」
赤屍「ほぅ・・・この私と戦うのですか?なら力づくで奪うまでです!(クスッ)」
花月「十兵衛!!いくら君でもこの二人が相手じゃ無理だよ……君を巻き込みたくはないんだ…分かってよ…十兵衛」
十兵衛「・・・・っ・・・(確かに・・・ものすごい殺気だ・・・。こーなったら・・・。)逃げるぞ花月!!!」
赤屍「無駄ですよ(にっこり)」
ナレーション「不敵の微笑で目の前に立ちふさがる赤屍」
効果音「ガっっ」
「喰われちまいな?」
赤屍「残念でした♪(すらりとかわす)」
十兵衛「花月っ!!」
花月「じゅっ・・・!!(ガシッと背後より抱き上げられる)」
「僕のことを忘れてもらっちゃ困るなぁ」
十兵衛「(ビキッ)貴様っ・・・いい加減にしろよ・・・貴様等に限度というものは元より期待していないが、今度という今度は間違いなくその手を離さねば俺とて容赦はしないっ!!!」
ナレーション「十兵衛から凄まじい程の殺気交じりの凍死が放たれた」
「あーn」
ナレーション「↑「あー、めんどくせぇな。おい、カヅちゃん、裏から回んぜ?」」
花月「で、でも十兵衛が・・・。」
「ヤッコさん、んなに弱かねぇだろ?信じろよ、な?」
「時に僕は思ったんだが、ナレーションの言う「殺気交じりの『凍死』」ってなんだい?」
十兵衛「誤字だ。黙って『闘志』と読めっ!!」
花月「(余裕だ・・・十兵衛)」
「さぁ行こうぜ!」
花月「う・・・うん」
十兵衛「心配するなっ!後で必ず追いつくはずだ!!!」
「・・・・・“はず”かよ、おい。」
花月「……はず……?(ちょっと不安)」
「(やべ・・)お前ここにいたら、奴さん心配で戦えねぇだろ?奴のため思うんだったら、走れ。」
赤屍「(・・・ここはどぉ出ましょうかねぇ?)」
花月「でも…でも……」
「・・・君から来ないのなら、僕は花月君を追いますよ?」
十兵衛「 !! ・・・ここは通さんっ!!(飛針を構える)」
「おらっ!!ぼさっとしてねぇで今のうちに行くぞっ!(花月の手を引く)」
花月「あ、はい・・・・」
赤屍「フフ・・・やはり追いかけますか(クス)」
「てめぇが追いつくまで、てめぇの姫様はきっちり俺が守ってやっからな!ちゃんと追ってこいよっ」
十兵衛「・・・すまない」
「―――ってなワケだからよぉ?」
花月「はい・・・?」
効果音「――ガシッ (←蛮が花月を担ぎあげた)」
花月「うぇっ? え・・ えぇっ???(混乱)」
「うっし! そいじゃぁ―――――っ!! 」
ナレーション「・・・と、背後からメスの大群―――」
「ズラかるぞ」
ナレーション「≪ドギュンッッツ!!≫ ―――― かと、思いきや、それに勝る脚力で蛮達はその場を逃れていった・・ι」
赤屍「・・・おや、逃げられてしまいましたか。」
「花月君は軽いからねぇ・・・クスッv」
赤屍「そこがまた良いのですが(クス)さて、追いかけましょうか」
「そうだね」
十兵衛「俺が此処に居る限り…花月を追いかける事は許さん」
「かっこいいね〜(クス)でもね、僕が欲しいのは花月ちゃんなんだ〜(フッと消える)」
赤屍「私も貴方の相手をしている暇は無いので(消える)」
ナレーション「一人取り残された十兵衛。鏡たちの様に「消える」事が出来ない彼は、走って追いかけるのでありました。後ろ姿がなんとも寂しいよ・・・。」
花月「ちょっと・・・っいい加減降ろしてくださいよっっ!!」
「やなこった。」
花月「もう・・!一人で歩けますからっ!」
「(ムカ)じゃあ動けなくさせてやるよっ!」
花月「なっ!!(蛮に押し倒される)」
「さっきから随分可愛がられてるみたいじゃね―か。」
花月「やっ・・・やめ・・・こんな時に冗談はっ・・・(恐怖でこわばる)」
「イテー目にあいたくなきゃ、お」
ナレーション「(↑の続き)「おとなしくしてな、お姫様」」
花月「あっ・・やぁ・・ッ!・・やめ・・!(必死に抵抗)」
十兵衛「・・・・・・。」
「覗き見とはいいご趣味じゃねぇか。奴さんよ?」
花月「や・・あッ!十・・兵・衛・・・?」
十兵衛「貴様…俺は貴様を信頼して花月を預けたんだが…これはどう言う事だ?!」
「あ?この姫さんが意地張ってムカついた。そんだけだよ。」
花月「十兵衛……助け…て……(涙目で十兵衛を見る)」
十兵衛「花月っ!!(飛針を構える)」
花月「あっ・・や・・やぁッ・・・!」
「いいのか?その位置からだと姫に当たるぜ?」
十兵衛「・・・・・・(無言で打つ)」
「ぬなっ?!マジで打つか?!(慌てて花月から離れる)」
花月「十兵衛・・っ!(駆寄って抱きつく)」
十兵衛「花月・・!(ちょっと安心)」
花月「ッ・・・!怖かったぁ・・・。も、やだよ・・・」
十兵衛「貴様・・!よくも花月を・・!(再度飛針を投げる)」
「のわ〜!!!マジで打つか〜!!」
十兵衛「うるさい!言い訳は聞かん!(投げ続ける)」
赤屍「おやおやvまた懲りずにも、君はまだ頭を尖らせたいのですか?(ニッコリ)」
花月「あ・・・・。(身体を強張らせる)」
十兵衛「やめろ!花月に手を出すな!!」
花月「十兵衛・・・!(しがみつく)」
十兵衛「安心しろ花月、貴様は俺が命に代えても護ってやる!」
「へっ、よく言うぜ…今までも同じ様な事言っといて結局は失敗して花月寝取られてるくせによぉ〜」
十兵衛「何だと・・・!貴様っ・・!花月を傷つけるしか脳の無い奴に言われたくは無い。」
弥勒(奇羅々)「花月、十兵衛!こっちこっち!」
花月「きっ・・・奇羅々さん!?(どこからι)」
十兵衛「(疑いの眼差しを向ける」
花月「とりあえず十兵衛、行ってみよう。」
十兵衛「花月がそう言うなら・・・」
弥勒(奇羅々)「あのねー、あたしは花月が好きだから助けてるのよ?」
十兵衛「しかし一応貴様は弥勒一族だろう・・・・悪いがこれ以上花月を傷つけることは出来んからな。」
弥勒(雪彦)「やだなぁ、同じ弥勒でも味方だっているんですよう〜」
花月「雪彦君!(どこから・・・。)」
弥勒(雪彦)「ふぅ、兄たちをまいてくるのが大変で・・・やっと追いつきました!」
花月「ありがとう・・雪彦君。」
弥勒(雪彦)「いえいえ、良いんですよ(にっこり)」
花月「・・・・雪彦くんは大丈夫だった?何かヒドイこととか・・・されてない?(心配そうに見つめる)」
弥勒(奇羅々)「大丈夫よぅ。兄貴どもはあたしがテキトーに吊るし上げといたから♪」
十兵衛「(なんという恐ろしい女だ・・・)(汗)」
花月「(奇羅々さん、すごい…)」
弥勒(奇羅々)「うふふvv」
花月「・・・ていうことはもう追ってはこないんですか?」
弥勒(奇羅々)「もちろんよvvv」
花月「良かった・・・(安心)」
弥勒(雪彦)「それで…これから、どうしましょうか?」
花月「暫くは安全ですし・・・・・ね?」
弥勒(奇羅々)「いっそのコト、このまま駆け落ちでもしちゃえば?」
花月「……十兵衛しだい……かな…」
十兵衛「・・・・(///)」
花月「駆け落ち、しちゃう?」
十兵衛「・・・・・・ああ(////)」
花月「行こう、十兵衛。(手を差し出す)」
十兵衛「ああ、花月・・・愛してる・・・////」
弥勒(奇羅々)「うふふ、いいわねぇラブラブで〜☆」
花月「・・・////」
弥勒(奇羅々)「いやん、照れてる花月可愛いvv」
花月「そんな・・・可愛いだなんて・・・///」
十兵衛「いや・・・花月は本当に可愛いぞ!!」
花月「///・・・ありがと・・・vvv」
弥勒(奇羅々)「ほらほらお二人さん、善は急げ(?)よ!」
十兵衛「ああ、じゃあ行こう!!」
花月「うん!」


どらま部屋 GB裏部屋 裏総合TOP 過去ログ