無限城地下どらま
過去ログ/4(1501〜2000)

「ココは「花月総受」部屋だぜ?・・・花月チャンがどう思おうが・・ねェ?」
花月「・・・僕の意思は、関係ないんですか」
弥勒(夏彦)「そう言う事だ。」
弥勒(奇羅々)「あって無いようなモノね。次は私が良いな♪色々教えてあげるよ♪♪」
弥勒(時貞)「お前は見てるだけにしろ、奇羅々」
花月「君(夏彦)とは経験済みですから、お断りしますよ。貴女(奇羅々)は丁重にお断りさせて下さい……(汗)」
弥勒(夏彦)「足りるかあんなんで…」
花月「美堂クンはヘタッピで早漏でしたっけ?…断固イヤです!」
「………そろそろ泣くぞ…」
弥勒(緋影)「・・・動くな・・・」
十兵衛「くっ・・・いつの間に・・・背後に・・・」
花月「君のお相手もしたハズですけれど?」
弥勒(緋影)「回数制限があるとは聞いていないぞ。」
弥勒(時貞)「まだヤッテないオレが優先だろうが」
弥勒(奇羅々)「優先順位があるなら私もよねー」
「オイ、だから、お前はココでは参加不能なんだって…」
十兵衛「・・・・花月・・・・一体、どうしたんだ・・・」
ナレーション「花月は優しく笑うとソッと触れるだけのキスを十兵衛にし、ベットに座る。」
十兵衛「花月…まさか……」
ナレーション「十兵衛は気が付いてしまった。花月が自分に危害がいかないように振る舞っている事に…
従う者を守る主になっている事に……」

十兵衛「花月。やめてくれ。」
花月「(しかたがないんだ・・・十兵衛・・・)・・・しょうがないね・・・誰でもいいよ、好きにすれば・・・」
銀次「んじゃオレは?」
花月「っ・・・銀次さん・・・・っ貴方まで・・・」
銀次「ずっとしたかったんだ・・・花月クン、美人で可愛いし・・・(にっこり)」
ナレーション「銀次は問答無用で花月を抱え上げると呆気に取られている皆を残し、その部屋を出て行ってしまった。」
花月「離して・・・ください、銀次さん・・・っ」
銀次「無茶し過ぎだよ、カヅッちゃん」
花月「え!?」
銀次「十兵衛もカヅッちゃんも限界に近いみたいだから…どこかで休んだ方が良いよ」
花月「・・・あっ・・・・(ぽろっと涙が落ちる)」
ナレーション「ニッコリする銀次。花月に興味があるのは本当だったけれど、彼の場合仲間への保護欲が優先だった。」
花月「銀次さん…(安心した様に身を預ける)」
銀次「(いや…あんまり安心されても、理性が危ないんだけどなぁ…)」
花月「僕っ・・・僕・・・・どうしたら・・・」
ナレーション「銀次はたまりかねておそるおそる花月を両の腕で包み込む。」
銀次「…えーっと……どうしたらって…」
ナレーション「普段難しい事に頭を使わない銀次はすぐに混乱して…」
効果音「ボンッ!」
ナレーション「たれ銀次になってしまった。」
花月「あ、あれ・・・?」
銀次「・・・あっ、ごめん・・・難しく考えてたら・・・」
花月「……あは、あはははは」
銀次「とにかくっ・・・その、何処かに移動・・・」
ナレーション「久し振りに見せる花月の笑顔にドキドキする銀次」
銀次「(だ・・・だめだっ・・・理性が・・・・・/////)」
ナレーション「銀次の心を知らずに、花月はたれ銀次を自分の膝の上にのせ、頭を撫で始める」
花月「久し振りに笑った気がします…ありがとうございました」
銀次「あ、どういたしまして…////」
花月「・・・そろそろ帰らないと・・・・」
銀次「か・・・カヅちゃん・・・???」
花月「十兵衛が・・・心配なんです・・・・」
銀次「なっなら僕が見て来るよっ!」
「クスクスクス・・・変な人達だ。それじゃ、カモフラージュの意味がないんじゃないかい?」
花月「っ・・・・・!!!何時の間に・・・」
ナレーション「たれ銀から通常の銀次に戻り、花月を庇うようにして抱き締める銀次」
「なんかナイトがいっぱいいるみたいだね。」
MAKUBEX「鏡クン、いつまで経っても帰ってこないと思ったら、こんなトコで遊んでたのかい?」
ナレーション「ふいに振ってきた声に、おや、というように視線を上げる鏡。」
MAKUBEX「終わった人間がいつまでも出張ってると、ボクの順番が回って来ないでしょ?」
花月「・・・っつ!!順番も何も無いじゃないですか??!いい加減ボクも切れますよっ?
(何処に隠しもってたか鈴を構える)」

ナレーション「か・・・花月さん、マジで切れました・・・Σ(@@;)」
花月「もう我慢の限界だ!!先刻までボクのせいで誰かが傷付くの嫌だから妥協してたケド・・・
風鳥院流絃術、暗禁閉の戒!!(銀次以外のそこにいたキャラを攻撃!!)」

効果音「ガシャーン!!」
花月「えっ・・・!!あっ・・・!!!」
「・・・・通用する訳、ないだろう?(ニッコリ)」
銀次「カヅちゃん!!!」
花月「…銀次さん」
MAKUBEX「じゃぁね、銀次さん。花月クンは貰っていくよ♪(バーチャル発動)」
ナレーション「鏡像の砕けるビジョンとともに、二人の姿が掻き消える。」
花月「MAKUBEX…!!」
ナレーション「抗議するような花月の声に、MAKUBEXはくすっと笑った。」
MAKUBEX「大丈夫だよ、ボク、上手だから。…スグ、キモチ良くしてあげるよ」
花月「・・・。」
MAKUBEX「ボクは大分待ったからね〜」
「じゃあオレは、その間に邪魔者を足止めしてくるよ」
MAKUBEX「ヨロシクね、鏡クン」
ナレーション「ニッコリ笑って鏡を送り出すと、MAKUBEXは花月に向き直った。」
MAKUBEX「とりあえず、少し回復しないとね。…ハイ、これ飲んで」
ナレーション「そういって深く唇を重ねると、MAKUBEXは花月の喉に何か薬のようなものを流し込んだ。」
花月「ん!」
MAKUBEX「・・・ホラ、こぼしちゃ駄目だよ、ちゃんと飲んで・・・」

花月「んん・・なに・・・・これ・・・っあ・・・?」
MAKUBEX「くすくすっ……ちゃんと飲んだ?」
ナレーション「突然、花月は目眩を感じた。」
花月「こ、この…い、い加減に…し…ろ…」
MAKUBEX「熱いでしょ・・・身体・・・(くすっ)」
花月「うっ・・・あぁ・・・・////」
MAKUBEX「大丈夫だよ。ちゃんと体力回復の成分も入っているから♪基本は十兵衛クンが飲んだヤツと同じ薬だけどね」
花月「えっ・・・・はぁっ・・や・・やぁ・・・身体がっ・・・////」
MAKUBEX「くすくす・・・・直ぐに楽にしてあげるよ、花月クン」
花月「く、薬とか…道具、を使っておいて…上手だ…な、ん…てよく言うよ…っ卑怯な、だけだ…」
MAKUBEX「そうでもして拘束しないと、抱かせてくれないでしょ?苛めてあげるよ、花月」
花月「ひぅっ・・・・/////や・・・はああっ・・・・」
ナレーション「薬の影響で、ほんの少しの愛撫にも過敏に反応してしまう花月。」
MAKUBEX「大丈夫、薬は使ったけど道具なんか使わないから安心して」
花月「んぁ・・・っや・・・あん・・・っ・・・・やめ・・て・・・ひぁああっ・・・」
MAKUBEX「(くすっ)可愛いよ、花月・・・・ココも良いんでしょ?」
銀次「MAKUBEX!」

花月「ぎ、んじさん……」
MAKUBEX「どうやって来たんですか!?鏡クンが見張っているハズですけど??」
銀次「たれてヘコヘコ進んでいたら見つからずに済んだんだ」
MAKUBEX「・・・本当に人間ですか・・・?」
銀次「それを言われると最近自身ないなぁ……(汗)」
「おや、こんなところに入り込んで…いけないな」
効果音「カシャーン!!」
銀次「ん・・・・???わっ・・・出せ!!」
花月「銀次さんっ・・・ひぅ!!は・・・離・・せっ・・・んぁ・・・」
赤屍「なんならお助けしましょうか?」
ナレーション「銀次に向かってニコニコと言う赤屍」
「おやおや、何時の間に?」
赤屍「楽しそうだったので、来てみたのですよ(ニッコリ)」
MAKUBEX「だったら、そこで見ててくれる?…君はもう、花月にしたんでしょ?」
赤屍「銀次クンもまだなのですよ。可哀想じゃないですか」
効果音「キィン!」
銀次「え?!」
ナレーション「銀次を閉じ込めていた得体の知れないモノを切り刻み、銀次を外に出してやる。」
赤屍「でも、出して差上げたからには・・・(クスッ)花月さんをちゃんと抱いてくださいよ、銀次クン」
銀次「はうΣ(@ @;)」
花月「やだっ・・・何で・・・はっ・・・(身体の熱に耐えれなくなっていく花月)」
ナレーション「赤屍と銀次のやりとりを見ながらもMAKUBEXは手を休めない」
MAKUBEX「・・・準備も出来たし・・・そろそろ・・・入れるよ」
銀次「わわっ、MAKUBEXちょっと////」
花月「やっ・・・やだあああ!!」
ナレーション「花月の悲鳴お構いなしに、己を埋めていくMAKUBEX」
MAKUBEX「全部、入ったよ・・・花月」
「子供だからねぇ(ぼそり)」
花月「あっ・・・く・・・」
銀次「う・・・うわわわわ!!」
ナレーション「すっかり収めてしまうと、MAKUBEXは今度は馴らすようにじわじわと動き始めた。」
花月「あぁ・・・く・・・や・・・」
MAKUBEX「(くすくす)可愛い…ねえ、花月の中、キツくてすごくキモチいいよ」
銀次「だ・・・だから、MAKUBEX・・・!(あわわわわ)」
MAKUBEX「(無視)まだちょっとイタいかもしれないけど、すぐに良くなるから…ね?」
花月「いや・・・ぁ・・・ひっ・・・んんっ・・・////」
ナレーション「花月の感じている風な顔にどうする事も出来ず銀次はおろおろしている。」
MAKUBEX「すごく、イイよ、花月…」
花月「あああっ・・・・んっ・・・動か・・ないで・・・っ・・ああっ・・・」
MAKUBEX「(くすっ)…どうも、薬の所為だけじゃないみたいだね…気持ちイイ?花月」
花月「やだ・・・んんっ・・・んあああっ・・・!!」
銀次「(どうしよう・・・。)」
「(クスッ)ここで止めたら、花月ちゃん辛いだろうねぇ・・・」
花月「んぁっ・・・あぁっ・・・やっ・・あああっ・・・」
銀次「か、カヅッちゃん……////」
花月「(やだって…思っているのに……身体が勝手に反応して……も、うホントに……ヤダ…)」
MAKUBEX「ココも・・・・気持ちいいでしょ?(クスクス)」
銀次「MAKUBEX!もうヤメロ!!」
MAKUBEX「……銀次さん…それ、前屈みになって言うセリフじゃないよ…(苦笑)」
「本当に(クスッ)で、MAKUBEXが止めたら、君が抱くのかい?」
MAKUBEX「・・・逃がさないよ(怒)」
「クス…そっちには弥勒兄弟がいるのに…雪彦君は忘れちゃってるんだねー」
赤屍「クスッ・・・・楽しみですねぇ・・・・」
弥勒(夏彦)「(廊下で四人をみとめ)おや、鴨と葱だ。」
弥勒(時貞)「どうでもいいのが2人ばかりくっ付いてるがな」
銀次「げ…あれは!」
花月「何かイヤな声が聞こえたような気が……」
弥勒(雪彦)「あっ・・・!!!」
銀次「カヅッちゃん、オレにしっかりと掴まってて。絶対に守るから!」
花月「銀次さん・・・・・」
十兵衛「・・・・・。」
弥勒(緋影)「弥勒緋影、いざ参る!!」
効果音「ゴォ!」
ナレーション「鞘に収まっていた刀を一気に抜き、斬る!見事な居合い抜きだった。」
効果音「ガゴォ!」
弥勒(時貞)「うわっ!!危ないじゃないか、緋影兄さん!!」
ナレーション「全員、これを避けきるが後ろの壁が思いっきり斬られる…と言うよりも吹っ飛んだという表現の方が正しい。
緋影の凄まじいまでの刀の威力に4人は冷や汗を拭いきれない。」

弥勒(緋影)「さぁ、花月を渡してもらおうか」
花月「銀次さん・・・・僕、行きますから下ろしてください」
銀次「だめだよ。」
ナレーション「銀次はしっかりと花月を抱え直した。突破する気らしい。」
十兵衛「その通りだ。(前に出る)」
ナレーション「前に出た十兵衛は突然くるりと後ろを振り返り、銀次に抱えられている花月に唇を重ねた」
花月「?!…ふっ…ん!////」
ナレーション「花月の身体から力が抜けた頃にようやく花月を解放する」
十兵衛「…続き、後でしてもらうからな」
花月「・・・////!」
ナレーション「銀次の服に半ば顔をうずめつつ、潤んだ瞳に万感を込めて十兵衛を見つめる花月。」
弥勒(雪彦)「(いいなぁ…ほのぼのラブラブ:ちょっと憧れ)」
銀次「//////////(あんまり見せつけられても……オレの理性が危なくなるんだけどなぁ…)」
弥勒(緋影)「・・・いくぞ!」
ナレーション「再び居合い抜きをする緋影。」
効果音「ワゥン!(凄まじい剣風)」
十兵衛「居合い抜きは刀を振り切った時に隙が生じるんだ」
ナレーション「緋影の懐に一気に飛び込み、指に挟んだ数本の飛針で直接攻撃を緋影はまともに受ける!」
弥勒(緋影)「くっ・・・・!!」
十兵衛「貴様は花月を傷つけた・・・これくらいで終わりだと思うなよ」
ナレーション「花月を大切にしている為、傷付けたことに怒りを露にする十兵衛」
弥勒(夏彦)「フッ・・・甘いな」
十兵衛「なっ・・・!!!」
弥勒(雪彦)「危ない!」
ナレーション「夏彦の攻撃を雪彦が十兵衛を守る形で受け流す。」
弥勒(夏彦)「いいかげんにしろ、雪彦!!」
弥勒(雪彦)「それは、こちらのセリフです!」
銀次「ゆっ…雪彦クン、喧嘩はダメだよ!」
弥勒(時貞)「はぁ!!!!」
銀次「うわぁ!!危ないよ〜(泣)」
ナレーション「泣きながらも、電撃で盾を作り攻撃を弾き返す。」
花月「銀次さん!やっぱり下ろしてください…足手まといはイヤです!」
銀次「あっ!!ダメだってば!!カヅちゃん!!!」
十兵衛「いいかげんにしろっ!花月は俺の、・・・くっ(///)」
花月「あっ・・・・・!!」
弥勒(時貞)「捕まえたぞ!!」
花月「は…離せ!!」
十兵衛「花月・・・!!」
弥勒(雪彦)「くっ、させるか!」
銀次「こっちだって!!」
赤屍「・・・クスッ・・・」
花月「!!!っ・・・・あっ!!」
ナレーション「そのまま、赤屍に気絶させられてしまう花月」
赤屍「そんなに抵抗は見られなかったのですが、念の為です。」
弥勒(時貞)「ま、そう言う訳だ。んじゃな」
ナレーション「時貞は花月を抱えたまま去っていった。」
弥勒(夏彦)「ちっ、時貞に捕られたか!」
十兵衛「花月・・・花月!!!」
銀次「とにかく探そうよ!!」
弥勒(雪彦)「僕、何となくですけど兄さん達の行き先はわかりますから」
銀次「?そうなの?じゃあ、雪彦クン、案内頼むよ!」
弥勒(雪彦)「ええ…早く行かないと…」
ナレーション「その頃、花月を攫った時貞は…」
効果音「シュル・・・シュル・・・」
弥勒(時貞)「(念の為、腕を縛っている)フン、これでよし、と」
花月「……僕、こういう趣味はないんですけど……?」
弥勒(時貞)「もう起きたのか…ま、その方が楽しめるな」
花月「・・・・!!や・・・っ!!」
十兵衛「かっ…花月!!」
弥勒(時貞)「ふん、もう追いついたのか・・・もう遅い、そこで見てろ」
花月「いやだ・・・!!っ・・ひ・・んんんっ・・・・」
弥勒(雪彦)「始めたばかりの今なら途中で止められてもそんなに辛く無いでしょうから、遠慮なく邪魔させて頂きますよ
兄さん!」

銀次「そ、そう言う事!(ちょっと動揺しながら)」
赤屍「クスッ・・・私が止められますか?」
花月「やぁ…っあ…痛っ…」
十兵衛「もうやめろ!!」
花月「あ・・・・十兵・・・え・・・・ぁ・・・やああっ!!」
弥勒(時貞)「クッ…良い声だな…」
効果音「バシ!!!」
弥勒(雪彦)「赤屍さん・・・どいてください!!」
赤屍「クスッ…君とは一度手合わせ願いたかったのですよ。弥勒雪彦クン」
ナレーション「そう言うと、赤屍は時貞へ歩んでいった.」
赤屍「……行きますよ」
ナレーション「その隙に十兵衛は花月を救い出していた.」
花月「やだ・・・もういやだ・・・・」
十兵衛「花月、落ち着けオレだ!」
花月「じゅ…十兵衛?」
ナレーション「そして花月から大粒の涙が」
花月「やだ…もうやだよ十・・・兵衛…」
弥勒(時貞)「いい加減、オレの獲物を捕るのやめてくれねーか?」
ナレーション「時貞の声にビクリと反応する花月」
弥勒(時貞)「良い声で鳴いているのにイヤってか?…人間欲には正直にならないと辛いだけだぜ?」
ナレーション「十兵衛が抱きしめているのも構わず、時貞は花月の髪を一房手に取り口付ける。」
花月「僕…は、そんなっ…」
銀次「カヅッちゃんにそれ以上触るな!」
花月「あっ・・・・・!」
ナレーション「花月の腕を取り、無理やり自分の腕に収める時貞」
弥勒(時貞)「天野銀次…か、お前もこいつ(花月)を抱きたいんだろう?否定しても無駄だぞ。態度で分かるからな」
銀次「(えっ////あう!!)そ・・・そ・・ん・・あ〜」
花月「ひぅっ・・・やっ・・・触る・・なっ・・・痛っ・・・・」
弥勒(時貞)「他の人を傷つけたくなくて、自分から来たんだろうが…それで抵抗するなんざ、おかしくねぇか?」
ナレーション「愛撫を施しながら、花月の耳元で囁く時貞」
花月「………っ…」
弥勒(時貞)「(耳元で囁く)・・・このまま、入れてやろうか?・・・イヤだったら、オレについてきな」
花月「っ・・・・・・・んんっ・・・」
弥勒(時貞)「そこの兄さん(十兵衛)、こんな健気な主人の意志を無視して助けるなって、助けた分だけこいつ(花月)が
辛くなるだけだぜ?」

花月「(・・・ごめん十兵衛・・・こうするしか・・・)っぁああっ////」
十兵衛「時貞、と言ったな……花月は自己犠牲を払ってまでオレ達を助けようとしているのは解っている。だが…その後、
花月自身が辛くなるのを知っていて止めない訳にはいかない!」

ナレーション「言葉と共に飛針を構える十兵衛。その瞳には迷いと言うものは微塵も見受けられない」
花月「十兵衛・・・・」
士度「こっちも、忘れてもらっちゃ困るぜ?」
ナレーション「言葉と同時に、時貞の首筋に手刀が叩き込まれる。」
弥勒(時貞)「(ドサッ)」
ナレーション「悔しそうに声の主を睨みつけながら、崩れ落ちる時貞。」
士度「…大丈夫か、花月?」
花月「士度……ありがとう、大丈夫だよ。」
ナレーション「士度は目のやり場に困ったように、ぱさりと花月の肩にシャツをかける。」
花月「士度…?」
士度「(ごまかすように)とりあえず、ソイツが目を覚まさないうちにどこかに避難しよう」
花月「うん・・・でも・・・・」
士度「?どうした、花月?」
十兵衛「ここは食い止めるから、行くんだ花月!!」
ナレーション「十兵衛の言葉に、花月は頷いて士度の手を取った。」
士度「じゃあ、後は任せたぞ、十兵衛!」
ナレーション「そう言い残すと、士度は花月の周囲に気を配りつつ走り出した。」
花月「(十兵衛・・・どうか無事で・・・)」
士度「アイツなら大丈夫だ」
ナレーション「花月の心中を見透かしたように、士度はそう言って花月の頭を撫でた。」
花月「…うん…そうだね…」
ナレーション「ふわり…柔らかく微笑んだ花月に士度の胸が大きく弾む。」
士度「(どきどきどき・・・)とにかく・・・行こう」
十兵衛「花月すぐに行くからな!」
花月「うん、わかった・・・」
ナレーション「二人はその場を後にした。」
士度「ん・・・・?何だ?この香・・・・」
花月「?どうしたの?士度…」
士度「!花月、この香りを吸い込むな!」
ナレーション「士度の発達した鼻が僅かな香りを察知した。」
士度「こ・・・これは・・・くっ・・・・」
花月「うっわ…なに?この匂い??」
士度「これは卑弥呼の…っ…吸うな、花月!!」
「よお、猿マワシ」
花月「……快眠香……?」
「ビンゴ♪卑弥呼からちょっとばかり貰っておいたんだ」
花月「……………次は……君なんだね…(悲しそうに微笑みながら)」
士度「くっ・・・・ち・・きしょ・・・(バタッ)」
「やっぱ、一通りは回らねえと、不公平だろ?」
ナレーション「くすくすという笑い声が、ぼやけた意識をかすめる。」
花月「スースースー・・・・・」
「さて、と…それじゃ、お膳立てしてやるかねえ…」
ナレーション「安らかな寝息を立てる花月を横目に、蛮はそううそぶいた。」
花月「…?」
ナレーション「そばに人の気配を感じて、ぼんやりと目を開ける花月。」
「よう・・・起きたか?」
花月「っ・・・・!!!」
ナレーション「顔を上げると、ベッドの側で蛮が見下ろしていた。隣には、士度が寝かされている。」
花月「…何のつもりです?」
「べっつにぃ〜♪オレはただ、コイツに協力してやってるだけだぜ?」
花月「?どう言う事ですか・・・・?」
「コイツも、お前のコト抱きたいみて―だからな」
花月「…ッ!士度はそんなっ!」
ナレーション「部屋には、なんだか甘ったるい香りが漂っていて。むきになって体を起こした瞬間、
クラッとめまいがする。」

花月「・・・あ・・・・っ・・・(なんだろう、この香・・・・)」
士度「・・・・う・・・・(目を覚ます)」
「こっちも目が覚めたみて―だな。…それじゃ、ゆっくり楽しめよ」
ナレーション「人より鋭い嗅覚のせいで香の香りが堪えるのか、士度はだるそうに頭を抱えている。」
花月「…士度…?」
士度「花月…?」
ナレーション「士度は少し顔をあげて、心配げにこちらを見ている花月を覗き込んだ。」
花月「ん?・・・なに、士度・・・??」
ナレーション「しげしげと見てくる士度に首をかしげる花月」
士度「か・・・・づき・・・」
花月「士…度っ…?!あっ…!!」
士度「悪い・・・もう、イイヒトは限界だ・・・・・・」
花月「やっ・・・何・・・っ!!んぁああっ・・・(どうして・・・こんなっ・・・)」
士度「お前が好きだ・・・、花月・・・!」
花月「やだ…やめて、士度…」
ナレーション「何かに操られたかのように、ゆっくりと花月に覆い被さっていく士度」
花月「んんっ・・・・あっ・・・////あああっ!!」
ナレーション「士度のぎこちないながらも優しい愛撫に花月は反応してしまう。」
士度「花月・・・好きだ・・・・ずっと・・・好きだったんだ・・・」
花月「・・・・・・!!」
士度「花・・・月・・・・!!」
花月「やっ・・・そこ・・は・・・っ・・・あぁ・・・(ダメ・・・だ、こんな状態の士度は・・・振りほどけない)」
ナレーション「未だに驚きを隠せずにいる花月」
「(ニヤリ)そろそろ想いを遂げたらどうだ?猿マワシよぉ」
士度「花…月…」
花月「あっ・・・!!やぁっ・・・・・はぁあああっ/////」
ナレーション「命令されるがままに、花月の中に己を沈めていく士度。」
「くっくっいい眺めだぜ・・もっと感じさせてやれよ猿まわし!」
花月「やぁ・・っ・・・やめ・・てっ・・・あああっ・・・v
ナレーション「優しく加えられていく愛撫と出入りする動きに、花月の身体が反応していく」
花月「士・・・度っ」
ナレーション「友人としか思っていない筈なのに…其の思いに花月の眸から涙が一粒、零れ落ちる」
士度「花月・・・好きだ・・・花月・・・・っ」
花月「や・・っあぁ・・・・っ」
ナレーション「どこか冷たい目で見守る蛮・・・」
士度「花月・・・くっ・・・・」
花月「!!ひぅ・・・はぁ・・っ・・やぁぁ!!」
ナレーション「奥に熱を吐き出されたのを感じ、茫然とする花月。  」
「・・・終ったみたいだな(ニヤリ)」
花月「士・・・度・・・・ なんで・・・?」
士度「・・・。」
花月「士度・・・・っ」
「言ったじゃん?猿マワシは花月チャンの事が好きだったんだぜ?良い人ぶって中々手が出せなかったみてぇだから
…コイツで操ったのさ
v

ナレーション「蛮の手に握られている小ビンを見て花月は愕然とした」
花月「ひど・・い・・・!!」
ナレーション「一方がくりと力の抜けた士度の体は動く気配もない。」
「さてと、次は…(ニヤリ)どきな、猿マワシ」
ナレーション「言われるままに士度は花月の中から己を引き抜き、離れた」
花月「ひっ・・痛っ・・・ぅ・・・」
ナレーション「涙に濡れながら、それでも強気な瞳は蛮をきつく睨み付けている」
「イイ目だぜ…(ニヤリ)そうこなくっちゃ」
ナレーション「花月の顔を見つつ、蛮はゆっくりとの中に押入っていった」
花月「やぁ、痛っ・・・!!!」
「…本当に痛いのか?ん??(動き始める)」
花月「あっ・・・く・・・」
ナレーション「疲労の色の濃い様子で喘ぎながらも、細い腕は必死に蛮を押し退けようとしてくる。」
「そう言う風に抵抗されると、益々燃えるな〜(ニヤリ)」
花月「うっ・・・あ・・・いや・・ああああ!!」
ナレーション「花月の儚い抵抗をあっさり封じると、更に深く突き入れ始めた」
花月「やぁ・・くっ・・・・ひぅ・・・・」
効果音「ガスッ!」
弥勒(夏彦)「なぁに一人で美味しいトコロを攫ってンだよ」
「っ………ってーな!刀でどつくんじゃねーよ!」
ナレーション「頭から大量出血しつつも夏彦にくってかかる蛮。」
花月「あ・・・くっ・・・んんんっ・・・・」
弥勒(夏彦)「あいかわらずイイ声を出すな、お姫サマ」
花月「くっ・・・・おま・・えは・・・!!」
「・・・邪魔すんなよ、今イイトコなんだからよ」
花月「やっ…くっ…あああっ…」
弥勒(夏彦)「フン、邪魔するなと言われて邪魔しない訳ないだろう?」
「しかたねーな・・・ 邪眼! ・・・・っとその間に移動〜」
効果音「バッタリ!」
ナレーション「移動しようとした蛮だが、頭からの大量出血の為、あっさり気を失った。」
弥勒(夏彦)「フン!そのまま死んでろ……ま、花月を美味しそうにしてくれた事に関しては礼を言っておくか。」
花月「近づくなっ・・・・」
ナレーション「力を振り絞って、後ろにずり下がろうとする花月」
弥勒(夏彦)「本当に気丈なヤツだな。ある意味感心するぜ」
ナレーション「花月の努力も空しく、夏彦にあっさりと組み敷かれてしまう」
花月「いやあぁっ!」
士度「…花、月に…触る…な」
ナレーション「強い血の匂いに、ようやく正気を取り戻したらしい士度が、鋭利な爪を夏彦の喉元に押し当てた。」
弥勒(夏彦)「(小馬鹿にしたように笑いながら)いきがってもフラフラじゃないか。…無様だな」
効果音「――――」
「バァ―カ! 無様なのはどっちだよ! オレがお前如きにやられるわけね―だろ? 邪眼なんだよ」
花月「くっ・・・・は・・なせっ・・・!!」
ナレーション「さっさと花月を抱えてトンズラしようとする蛮。しかし、その足を士度がすくった。」
効果音「ドッタァ!」
「ってぇ〜!!何しやがる!!」
士度「やかましい!!姑息な手を使いやがって!」
ナレーション「士度の腕にはちゃっかりといたりする。どうやら蛮がすっころぶ前に抱き上げていたらしい。」
効果音「士度の腕には花月がいたりするでした。(打ち為損じです)」
花月「・・・・っ・・・離・・して・・・」
士度「…花月…」
ナレーション「罪悪感に満ちた目で花月を見下ろすと、士度はぱさりと花月の身体にシャツを羽織らせた。」
士度「…ごめん、な…」
ナレーション「短い言葉に、苦渋の色が滲む。士度は花月を怯えさせないように、そっと抱き寄せた。」
士度「操られたとはいえ、お前にあんな事しちまった俺には、こんなこという資格、ねえのかも知れねえけど…
でも俺は…お前を守りたいんだ
v

花月「士度…」
士度「/////(恥ずかしい・・・)」
「んがぁ〜!オレ様を無視して、昼メロこいてんじゃねぇ!!」
士度「うるせえ!…俺は、花月を守る」
ナレーション「そう言って、士度はいきなり蛮に餓狼擬を喰らわせた。そのまま、花月を抱きかかえて走り去る。」
「ま…待ちやがれ、この…!」
ナレーション「二人を追おうと身を翻した瞬間、背後からゆらりと殺気が立ち上る。」
弥勒(夏彦)「…蛮…何度人のジャマをすれば気が済む…(怒)」
「てめ〜こそ!!オレの邪魔すんじゃねぇよ!!」
弥勒(緋影)「…言い争いする前に、追いかけた方がいいのではないか?」
「うるせ〜!急に人格かわってんじゃねぇっつうの!」
ナレーション「蛮ちゃんダッシュー」
弥勒(奇羅々)「とっくに去っていちゃったわよ。やーいノロマ」
ナレーション「気配すらも残っていない廊下で蛮の背中が哀愁を漂わせていたのは気のせいではないだろう。」
弥勒(奇羅々)「ばーか」
「うるせぇ!!!とにかく探すのみじゃあ!!」
弥勒(奇羅々)「ジジくさ!」
「うるせぇ!!」
ナレーション「二人の毒舌合戦は暫く続いたらしい……その間に士度と花月の二人は完全に逃げ出していた。」
弥勒(雪彦)「ん・・・?あれは・・・・」
十兵衛「・・・・・っ花月!!!」
花月「あっ・・・・」
弥勒(雪彦j「…花月さん、ご無事で何よりです」
x「…それより、こいつ休ませてやりたいんだが、どっかにいい場所ねえか?」
ナレーショ「おっとりした雪彦の言葉を遮るように、士度がそう言った。幸彦は、少し考えるようにする。」
弥勒(雪彦)「…確か、ここに来る途中に小部屋がありましたから、そこで休まれては?」
x「・・・じゃあ、そうしよう」
「・・・・・。」
士度「・・・どうした?」
ナレーショ「花月の様子に気づいて、士度が問い掛ける。」
花月「…何だか、安心したら…眠く……」
ナレーショ「花月はぼんやり呟くと、士度の胸にことんと身体を預けて寝息を立て始めた。」
士度「(//////)」
弥勒(雪彦j「寝てしまいましたね・・・」